麻疹(はしか)について
今週の感染症情報は連休があったため更新ありません。
5月2日に東京都在住の方が麻疹(はしか)と診断されました。
この方は4月26日に品川駅から掛川駅までこだま711号の3号車に乗車していたようです。
麻疹(はしか)の潜伏機関は通常10〜12日(最大21日間)です。
38℃程度の発熱や咳、鼻水などかぜのような症状が2〜4日間続きます。
その後39℃以上の高熱と共に発熱が出現します。
麻疹に伴ってさまざまな合併症が全体の30%にみられるといわれています。
肺炎や脳炎などひどい場合には命を落とす場合もあります
感染経路は空気感染で感染力は強く潜伏期間が長めで気づかれにくいです。
一番の感染対策はワクチン接種です。
ワクチン接種を受けた人の95%以上が免疫を獲得します。
ワクチン2回接種することで感染のリスクがかなり低下します。
まだ麻疹の定期予防接種を受けていない子どもは、かかりつけ医と相談し早めに受けてください。
一番の防衛は自分の免疫です。何もしなくても自分の体を守ってくれます。